とんこつ醤油の濃厚なスープがおいしい家系ラーメン。発祥の地・横浜には100店舗以上のお店があると言われており、全国的にもファンの多いラーメンです。
この家系ラーメン、そのまま普通に食べてももちろんおいしいのですが、実は家系ラーメンはいろんな食べ方を楽しむことで何倍もおいしくなるのを知っていましたか?
日本の家系ラーメン通の皆さんは、ほぼ必ずと言っていいほど、カスタマイズして食べています。
そこでこの記事では家系ラーメンの食べ方を次の4つに分けて紹介していきます。
- 家系ラーメンの注文のし方
- 食べ方① まずはラーメンをそのまま楽しむ
- 食べ方② 調味料をかけて楽しむ
- 食べ方③ ライスを楽しむ
家系ラーメンを120%満喫できるよう、しっかりカスタマイズ方法をおさえておきましょう!
家系ラーメンの注文のし方
食券を買う
家系ラーメンのカスタマイズは、ラーメンを注文するところから始まります。
日本の多くの家系ラーメン店は、他のラーメン屋と同じく、食券機を使用しています。
お店に入るとすぐ食券機があります。席に着く前に、食券機で希望のメニューの食券を購入しましょう。
まず、お金を入れます。
そして、メインのラーメンを購入します。食べたいラーメンのボタンを押しましょう。
そのあと、トッピングも選びます。
家系ラーメンの基本の具材は
- ほうれん草
- チャーシュー
- 海苔
の3つ。
これらの具材を多めに食べたい方は、トッピングの食券ボタンを押しましょう。それぞれ有料です。
後述しますが、海苔は家系ラーメンのカスタマイズに必須アイテムで、さまざまなカスタマイズに使われます。いろんな食べ方を試したい!という方は、海苔を追加するのがおすすめです。
その他、「味玉」もラーメンでは鉄板のトッピング。
家系ラーメンでは味玉がのっていないお店が多いので、味玉好きの人はトッピング追加してもいいですね。
また、ライスを使ったカスタマイズも豊富。
ライスはお店によって有料のところと無料のところがあります。ライス有料のお店で、ライスを食べたい場合は、食券機で買っておきましょう。
お店によっては、トッピングを食券機で購入するのではなく、席に着いてから直接店員さんに注文し、現金で支払うところもあります。
好みを伝える
食券機を購入し、席について食券を店員さんに渡すと「ラーメンのお好みはありますか?」と聞かれます。
ここで聞かれているのは、ラーメンのスープの味の濃さ、麺の硬さ、油の量はどうしますか?ということです。
家系ラーメン店では、スープの味の濃さ、麺の硬さ、油の量を自分の好みで選ぶことができます。
味の濃さ:濃いめ・普通・薄め
麺の硬さ:硬め・普通・柔らかめ
油の量:多め・普通・少なめ
個人の好みで選ぶのがベストですが、家系初心者の方や、初めて行くお店なら、まずは「普通・普通・普通」にして、そのお店のスタンダードを楽しむのがおすすめです。
その場合は「普通で!」と答えればOKです。
ちなみに、Jタウン研究所が2016に行った調査によると、一番多くの人が好むのが「普通・硬め・普通」の組み合わせだそうです。
食べ方① まずはラーメンをそのまま楽しむ
好みを伝えて待つこと数分、席にラーメンが運ばれてきます。
まずは、家系ラーメンをそのままいただきましょう。
当たり前ですが、食べ方を工夫しなくても、そのままで100%おいしいです。
濃厚なスープがよく絡んだ麺、
ほうれん草を噛みしめると滲み出る甘みと苦味、
食べ応えのあるチャーシュー。
それぞれの味をそのまま、しっかりと味わいます。
全体の3分の1ほどまでは、カスタマイズのことは気にせず、ありのままのラーメンを楽しみましょう。
食べ方② 次に調味料をかけて楽しむ
ラーメンを3分の1ほど楽しんだら、調味料を使って味変(=味を変えること)をしていきましょう!
家系ラーメンのお店のほとんどは、テーブルの上に調味料が置いてあります。
- ニンニク
- 豆板醤
- ショウガ
- 黒胡椒
- お酢
- すりごま
- 刻みタマネギ
ショウガ黒胡椒お酢すりごま刻みタマネギ
など。
この調味料が、家系ラーメンにアクセントを与え、いろんな食べ方で楽しませてくれる立役者となります。
ニンニク
まずは家系ラーメンのカスタマイズで外せないニンニク!
数々の家系ラーメンの食べ方アレンジによく使用される、必須の調味料です。
カウンターに置いてあるニンニクは、お店によって
- すりおろしニンニク
- 刻みニンニク
と姿が異なります。
ここでは、ニンニクを使ったさまざまなアレンジ方法をご紹介します。
①スープにニンニクを溶かし、麺とスープを食べる
まずは基本の楽しみ方。テーブルのニンニクをまずはスプーン1杯、スープに入れて溶かします。
そのスープをそのまま飲んでもよし、そのスープに麺を絡ませて食べるもよし。
スープがさらにコクを増し、ニンニクのインパクトがガツンと脳内に響き渡り、食が進みます。
②海苔の上にニンニクを乗せ、そこに麺をのせて海苔で巻き、食べる
海苔とニンニクを使った合わせ技です。
海苔に染み込んだスープと、麺とニンニクが口の中で合わさり、お箸が止まらなくなる組み合わせです。
③麺に直接ニンニクを乗せ、麺とニンニクを食べる
ニンニクは溶かしません。麺にのせて、そのままいただきます。
④海苔をニンニクを乗せる台にして、そこから少しずつニンニクをとっていく。
こちらはニンニクをカスタマイズに使いこなすための技のひとつ。
ニンニクをすぐに使えるよう、海苔にニンニクを置いておきます。
ここから少しずつニンニクをとって、スープに混ぜたり、麺にのせたりしましょう。
このように、ニンニクを使うだけでも家系ラーメンは何通りも違った方法で楽しめます。
スプーン1杯どころではなく、何杯もニンニクを投下する人も!
カスタマイズには欠かせないニンニク、お気に入りの食べ方を見つけてみてくださいね。
豆板醤
次に登場するのが、豆板醤。
普通の味で半分ほど食べて、少し刺激が欲しくなった時に入れたいアイテムです。
スプーン1杯ほどをスープに入れて溶かし、赤くなったスープに麺を絡ませます。
普通の味に慣れてきたところに豆板醤を入れることで、ピリッとした刺激にまた食欲が活性化され、お箸が進みます!
生姜
刻みショウガをテーブルに置いているお店も多くあります。
家系ラーメンの濃いスープにさっぱり感を加えたい時は、ショウガを投入しましょう。
濃厚なスープに少し疲れたところに、一度サッパリを投入するとリセットされ、後半戦も食が進みます!
刻みタマネギ
一部のお店ではありますが、調味料として刻みタマネギを置いているところも。
ラーメンにタマネギ?と思う方もいるかもしれませんが、このタマネギがラーメンにシャキシャキした食感を加え、やみつきになるんです!
タマネギを加えることで、スープ全体もスッキリした味わいとなり、クセになります。
また、野菜を食べることで、味の濃いラーメンを食べている罪悪感を少し和らげてくれます。
実際にタマネギには、血圧を下げる効果や脂肪を吸収する効果があると言われています。
体のためにもタマネギをたくさん追加してみてくださいね!
食べ方③ ライスを楽しむ
調味料での味変を楽しんだら、ここから家系ラーメン後半戦!いよいよライスの登場です。
一部のお店ではライス無料のところもありますので、その場合は席を立ち、自分で炊飯器からお茶碗にライスをよそいます。
ライス有料のお店の場合は、店員さんがラーメンと一緒にライスを持ってきてくれます。
ラーメンのスープにご飯を入れる
まずは定番の「ラーメンライス」。
スープにライスを入れて浸し、いただきます。
ライスが濃厚なスープをしっかり吸い、ライスを噛むたびにスープの味が口中に広がります。
スープに浸した海苔にご飯を巻いて食べる
次は家系ラーメンならではのカスタマイズ。
スープにしっかり海苔をひたし、その海苔でご飯を巻いて、海苔ごはん。
こちらも海苔が濃厚スープをしっかり吸って、ホカホカの白米にぴったりなんです!
その他、ライスを使った上級カスタマイズもたくさん
家系ラーメンのカスタマイズに欠かせないライス。ライスを使ったカスタマイズはこれだけではありません。
①ご飯にチャーシューを乗せて食べる
ご飯の上にチャーシューを乗せて、チャーシュー丼。
チャーシューにスープの味がしみています。
②ご飯にニンニクと豆板醤を乗せ、スープをかけて食べる
スープをとことん使って、ライスを120%楽しみましょう。もう「ラーメン」の枠を超えていますね。
③麺をおかずにライスを食べる
家系ラーメンをよく食べる人にとって、「ラーメンはおかず」とまで言われており、ラーメンをおかずに白米を食べる、という人も。
このように、ライスだけでも何通りものカスタマイズ方法があります。
いろんな食べ方を楽しむためには、お腹を空かせて食べに行きたいですね!
まとめ
全てのパーツをひとつひとつ徹底的に活用して、たくさんの食べ方が開発されている家系ラーメン。
そのまま食べてももちろんおいしいのですが、いろんな方法で食べることで満足度120%でお店をあとにすることができます。
いろんな食べ方を試して、お気に入りを見つけてみてくださいね!