海外に住んでいるとなかなかラーメンを食べる機会がないので、「家でラーメンを作れたらなぁ…」と思いませんか?
でも海外ではラーメンの麺を売っているスーパーも少なく、困りますよね。
それでもなんとかして、海外でも家でラーメンを作りたい!という方に朗報です。
ラーメンの麺は、パスタの麺を使って再現することができます。
そこでこの記事では
- そもそもラーメンの麺とパスタの麺って何が違うの?
- パスタの麺を使ってラーメンの麺を作る方法
をご紹介していきます。
1.そもそもラーメンの麺とパスタの麺って何が違うの?
ラーメンの麺も、パスタの麺も、同じ「小麦粉」で作られています。
でもラーメンとパスタの麺は、見た目も食感も香りも違いますよね。
何がその違いを生み出しているのでしょうか。
ラーメンの麺には「かんすい」が加えられている
ラーメンの麺は、小麦粉に「かんすい」を加えて作られています。
「かんすい」とは、炭酸ナトリウムや炭酸カリウム、リン酸を含む食品添加物です。
「かん水」と書かれることもあるので、液体を想像するかもしれませんが、液体のものもあれば、粉末状のものもあります。
「かんすい」がラーメンの麺にもたらす効果
この「かんすい」を加えることによって、次のような効果があります。
「かんすい」がラーメンの麺にもたらす効果
- 柔らかさや弾力が生まれる(=麺にコシが生まれる)
- ラーメンの麺特有の風味と香りが生まれる
- 麺がすこしだけ黄色くなる
つまり、ラーメンの麺特有のコシと香りは、「かんすい」によって生まれます。
「かんすい」はラーメンにとってなくてはならない存在なのです。
ラーメンの麺とパスタの麺の違い
一方、パスタの麺は、小麦粉に「水」を加えて作られています。
つまり、ざっくり言うとラーメンの麺とパスタの麺の違いは「かんすい」という添加物を加えているかどうか、です。
ラーメンの麺=小麦粉+かんすい
パスタの麺=小麦粉+水
ということです。
2.パスタの麺を使ってラーメンの麺を作る方法
「かんすい」の代わりに「重曹」を使う!
ラーメンとパスタの違いは、「ラーメンの麺は、『かんすい』を使用している」という点でした。
ですが、「かんすい」はなかなか身近なものではなく、ましてや海外では手に入らないですよね。
では、この「かんすい」の代わりになるものは何かというと、「重曹」なのです。
「かんすい」とは「炭酸ナトリウムや炭酸カリウム、リン酸を含む食品添加物」です。
そして重曹は「炭酸水素ナトリウム」からできています。
そのため、パスタの麺を重曹で茹でると、ラーメンの麺に限りなく近い麺を再現することができるのです!
パスタの麺でラーメンの麺を再現する手順
それでは、パスタの麺でラーメンの麺を再現する手順を見ていきましょう。
パスタの麺でラーメンの麺を再現する手順
- 鍋でお湯をわかし、そこに重曹を加える(目安:お湯1リットルに対し、重曹大さじ1)
- 重曹を入れたお湯で、パスタを茹でる(袋の表示時間通り)
- 茹で時間が経過したら、軽くお湯で麺を洗い流す(重曹を洗いながすため)
この方法で麺を茹でると、ラーメンの麺の香り漂う、少し黄色味ががった麺が完成します!
この麺をお気に入りのスープに入れ、トッピングを乗せるだけ。
これで、海外でも家でラーメンを楽しむことができますよ!
注意事項
- 重曹を入れることで、お湯に泡が立ち吹きこぼれるので気を付ける
- 必ず食用の重曹を使う(掃除用などではなく)
3.まとめ
いかがでしたでしょうか?
パスタの麺なら海外でも手に入るところが多いので、ラーメンを食べたくなったらぜひ試してみてくださいね!